氏家憲章著「変えよう」・「変わろう」精神医療
政策転換の“チャンス”到来

みなさんは「精神医療は政策転換が避けられない事態」と聞いて信じられますか?
今、医療の現場では大きな変化が起きています。
なぜ日本は政策転換(改革)が進まないのでしょうか。
なぜ精神科病院は問題を抱えているのでしょうか。
その原因を精神医療政策の歴史を振り返って考えてみませんか。
入院中心の精神医療から地域ケア中心の精神医療へ
目次
第1章 精神科病院の危機とそれをチャンスに
第2章 政策転換をした先進諸国
第3章 日本の精神医療の歴史
第4章 なぜ、日本は政策転換ができないのか
第5章 地域からの動き・国連の動き
第6章 精神科病院の改善が進む
第7章 深刻化するこころの健康危機
第8章 当事者と家族の状況
第9章 “夜明け前”を迎えた精神医療
氏家 憲章 (うじいえ のりあき)
1947 年岩手県生まれ。
1966 年東京都三鷹市にある財団法人井之頭病院へ就職。准看護師を取得。
精神科病院の深刻な実態を知り、組合運動で精神医療・病院改善を目指す運動に取り組む。精神医療・精神科病院改善をめざして各地で講演。
1987年には日本医労連・精神部会長に就任。定年退職後、2011年11月社会福祉法人「うるおいの里」理事長に就任。
著書に「迷走する精神医療」(萌文社、2008年)他。
定価 本体1,000 円(税込1,100円)
