
当事者のご家族の方へ
精神の病気を抱えた肉親をもつご家族は、当事者を支える家族の思いを周りの人たちと共有するが難しく、苦しい気持ちはとても重くて、現実をどう受け止めたらいいのか悩むばかりです。
「どうしてこんなことになってしまったのか」「自分の関わり方が悪かったのか?」「治るのか? どうすれば回復するのか」と、自分も含めた世の中の偏見や思い込みと向きあいながら、誰にも相談できずに自問自答する日々を過ごした経験を持つ方がほとんどでしょう。
まず、一番患者に寄り添えるご家族が、病気の当事者の支えになり、何事にも落ち着いて対処していくのが望ましく、そんな時にお勧めしたいのが、病院あるいは地域で活動している家族会とつながることです。
落ち着いて病気のことや治療のことを考えるきっかけができます。「同じ体験をしてきた気軽に相談できる相手がいる」「尋ねられる場所がある」という安心感にもつながります。

病気の当事者の方へ

なんかこの頃 眠れない。何もする気がおきず、学校や職場に行けない。
誰かに見張られているよう。
外に出ると、悪口を言われている気がする。
今まで聞いたことのない病気が世界中に広まっている。

地球温暖化で豪雨、暴風、竜巻など今までにない大変な災害が襲ってくる不安に耐えられない。
学校や職場での堪えられないほどのイジメにあっている。
こんな状況が続いたら 心身の不調に陥ります。
悩んでいるあなたは、家族会に参加してみてください。気軽に相談してください。同じ体験をしてきた本人、家族同士が話し合うことで、支えあいにつなげます。
もう、あなたは一人ではないのです。